株式会社イーライフ 様
執行役員 村野 弘幸様
公開日 2024.11.23
株式会社イーライフ様は、マーケティング支援を行う会社です。インタラクティブマーケティングの知見を用いて、調査から戦略立案・構築・実行・PDCAまでワンストップでお客様のマーケティング支援を行っています。
より詳しく事業を紐解くと、株式会社イーライフ様が展開するサービスの中には、eLife Community Suiteという統合デジタル・マーケティング・プラットフォームがあります。クライアントがコミュニティマーケティングを進めるために必要なコンテンツに合わせ、コミュニティサイトを構築することができるサービスです。
クライアントの悩みやニーズに合わせた、さまざまな戦略に対応できるeLife Community Suiteと、多くの実績をもつコンサルタントの提案によって、効率的かつ汎用性の高いマーケティング展開を実現しています。また、戦略立案から運用支援、調査、分析まで一貫した伴走型のマーケティング支援も大きな魅力のひとつです。
株式会社イーライフ様は、ジャンルを問わずさまざまなクライアントの業務に対応し、多岐にわたる分野で活躍されています。しかし、現在幅広い分野で活用が期待されているAIに、なかなか社内のプロジェクトなどで触れる機会がない状態が続いていました。このような社内の状況に、村野様は危機感を感じていたと話します。
「エンジニアとしての危機感を感じていました。AIに投げたら、もうプログラムができるわけですよね。下手すればもうホームページすら簡単に立ち上げてしまう時代なので、エンジニアがいらなくなる危機感を感じていて。なので、AIをうまく活用して、自分たちが活躍できる場を見出していかないといけないという想いが強くありました。」(村野様)
そのような危機感の中、プロジェクトでAIに触れる機会が少ないという課題を突破するため、Ragateの生成AIセミナーの受講を決めました。
エンジニアが生成AIと共存していくため、生成AIセミナーの受講を決めた株式会社イーライフ様。実際にセミナーを通して得られた成果は、生成AIの導入が思った以上に簡単だったことと社内チャットボット構築による業務効率化に至るまでのステップでした。
株式会社イーライフ様は、日頃よりAmazonが提供するクラウドサービス、AWSを利用しています。今回の生成AIセミナーではAWS内の生成AIサービスであるAmazon Bedrockのハンズオンについてお話をしました。普段から使用しているツールとの親和性も高く、導入のイメージが具体化できたという声をお寄せいただきました。
システム部門のメンバーも当初はAI導入に対して、敷居が高いと感じていました。導入に対して、やりたいことをするためには何をしたらいいのかのステップが見えず、手探りな状態だったため、困難なものと認識していたそうです。しかし、ハンズオンで実際に手を動かしながらの解説や、難題と感じていたデータの収集についての解説もあり、想定していた以上に導入が簡単だと分かりました。社内のシステム部門のメンバー全体が、導入までの行動のイメージが具体的に描けるようになったことが大きな成果となりました。
生成AIセミナーを経て、社内の業務効率化の実現が期待できると感じた村野様は次のようなイメージができたとお話くださいました。
「社内の情報を検索できるチャットボットを構築できると、業務効率化につながると考えています。現在社内の情報の保管場所が散在しており、最新の情報を判断することや必要な情報を探すことに時間がかかっている課題がありました。そこで、情報検索ができるチャットボットを用いて、検索すれば見つけられるようになると時間の短縮に貢献できます。そのため、業務効率化にAIチャットボットが不可欠と感じました。情報を集約するという部分でかなりハードルがあると考えていましたが、RAG(検索拡張生成)を利用することで懸念は解決できそうだと分かりました。データ収集の課題について見当がついた点が、収穫としては非常に大きかったです。」(村野様)
生成AIセミナーの前から、生成AIに必要なデータ収集に膨大な時間や手間がかかると予測し、不安を感じていらっしゃった株式会社イーライフ様。当初は、散在しているデータを一つ一つデータベース等に集約する必要性があると考えていたそうです。しかし、実際は、Amazon S3を活用することで、社内情報を検索するチャットボット構築に必要なデータの集約が可能だったのです。生成AIセミナーを経て、RAG(検索拡張生成)を用いることで情報集約のコストが、想定よりも小さなものにできるということが分かり、チャットボット構築に向け大きな一歩を踏み出せました。
株式会社イーライフ様が、生成AIセミナー後に、業務改善に寄与できると考えている社内情報検索用のチャットボット。チャットボットの構築が実現した際の効果についても、お話を伺いました。
「未実装のため予想ですが、現在の形でさまざまな保存場所を探すという手法に比べると、検索にかかる画面のロード時間は、3分の1程度まで短縮できるのではないかと見込んでいます。」(村野様)
社内の業務の効率化が見込め、これまでデータの検索に使ってきた時間を他の業務に充てることができるようになれば、全体として業務のスピード感が上がり、1日あたりの仕事の効率が飛躍的に向上することが期待できるのではないでしょうか。
生成AIセミナーを受講し、生成AIの業務導入に向けたステップが明確になり、AI導入のハードルが下がった株式会社イーライフ様。今後、Ragateに期待することとして、生成AIなどの普及についてお話してくださいました。
AI分野は、システムに詳しくない方はもちろん、エンジニアの方でも、自分から興味があって学習をしたり、仕事の中で触れる機会がなければ、なかなか直接手を動かす機会は多くありません。そのため、AIの存在や良さは理解しつつも実際に自分たちが手を動かしてやるということに対しては、ハードルが高いと感じている方は多いかもしれません。
しかし、実際はそこまで敷居の高い問題ではないということを知るのは、その人のためだけではなく、業務効率化に寄与できるため、会社のためにもなると村野様はお話してくださいました。これからの時代、AIが主力となっていくことが見込まれており、長い目で見たときにAIについて知ることは非常に重要です。
株式会社イーライフ様から、Ragateに、今後もこのようにAIについて普及し、広めていく活動を続けていって欲しいとお声をいただきました。いただいたご期待に添えますよう、今後も実際の業務に生かせるよう伝わりやすい解説をとおして、みなさまの業務や生活がより良くなっていきますようなセミナーを続けてまいります。
Ragateメンバーの紹介
AWSTopEngineer 2024
代表取締役
益子竜与志
高度なAWSの技術力とAWSビジネスの貢献が評価され、2024年AWSTopEngineerを受賞。 MBAの学習歴を生かした、技術×戦略×マーケティングを得意とする。
好きなAWSサービス
CloudFormation/Lambda/DynamoDB/OpenSearch/AppSync/CloudFront/StepFunctions
取締役 CTO 杉山元和
エンジニア歴10年以上のフルスタックエンジニア。 バックエンドからフロントエンドの実装に幅広く携わる。 現在は、AWSサーバーレスの設計/開発を中心に、数多くのお客様へ最新技術の提案を行っている。
好きなAWSサービス
CloudFormation/Lambda/DynamoDB/AppSync/StepFunctions/Cognito/ECS
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