株式会社インフラトップ 様
代表取締役 磯本昇汰様
公開日 2025.07.04
株式会社インフラトップ様は、「学びと仕事を通して、人生を最高の物語へ。」というビジョンのもと、2014年から教育・人材領域で事業を展開している企業です。
同社は生成AIのリテラシーと実践力を「日本企業の競争力そのものを左右する社会課題」と捉え、「DMM 生成AI CAMP」「DMM 生成AI CAMP DX研修」「DMM 生成AI CAMP コミュニティ」といった人材育成プロダクトを通して、企業・個人のスキル変革を支援しています。
そんな株式会社インフラトップ様のコーポレート本部開発チームは、プロダクトにおける学習提供機能の改修やエラー対応、新規機能の追加実装、集客LPのリリースなど、社内全般の開発業務を担う部署です。しかし、そこには長年の課題が横たわっていました。
「2024年3月に私が代表に就任したことをきっかけに、開発体制においてドキュメント整備や情報共有の仕組みづくりに改善の余地があることが明らかになりました。インフラ環境についても、効率性を高める観点から見直しが必要な機能やシステムが存在し、管理コストや維持コスト、人件費の最適化が課題となっていました。」(磯本様)
磯本様はこれまでの取り組みを基盤としながら、開発組織全体をさらに発展させる必要性を強く感じ、「開発体制を根本から見直す」という決断を下します。
「限られたリソースの中で業務を支えてきた既存システムでしたが、経営戦略に沿った事業運営をしていく上で全体最適化が急務でした。情報共有の仕組みを整備し、今のシステムにおける要件を整理し直し、開発組織自体がより効率的かつスリムに運営できる状態を構築したいと考えました。具体的には、コミュニケーションを最適化した上で、事業部からの要望に基づいて開発を進められる体制を確立し、品質を向上させることが目的です。」(磯本様)
この体制最適化の課題を解決するため、株式会社インフラトップ様は、客観的な視点による外部パートナーのプロジェクト調査の実施を決定しました。
株式会社インフラトップ様は、プロジェクト調査を外部に依頼するにあたり、複数社を比較検討したといいます。
「最終的な決め手は、提案に参加してくれたRagateさんの担当者のご経歴、そして提案内容とコストとのバランスの総合的な評価です。」(磯本様)
また、事前の状況説明に対して、Ragateが打ち合わせ当日から的確な提案があった点も好印象だったと、磯本様は話します。
「打ち合わせ当日にヒアリングが始まるのではなく、事前調査がしっかりなされた上で、『現状の課題に対して、このような施策はいかがでしょう?』という前向きな議論が最初からできました。」(磯本様)
また、Ragateの担当者が株式会社インフラトップ様の既存メンバーに入り込み、コミュニケーションを円滑に進められる点も高く評価されました。こうして、開発組織の抜本的な改善に向けたプロジェクト調査が、2025年3月1日にスタートしました。
プロジェクト調査の開始後、Ragateは開発組織の現状把握から着手しました。
「プロジェクト調査を通して、使っていないドメインが複数発見されるなど、まずは『想定していた通り』の課題の実存が確認できました。」(磯本様)
Ragateは、既存の構成や資料の確認やメンバーへのヒアリング、そしてAWS環境やソースコードの確認を徹底的に行い、情報が不足している部分はソースコードから拾い上げて資料に落とし込む作業を進めました。
「Ragateさんには、毎朝約30分の『エンジニア朝会』に参加してもらっています。Ragateさんの発案により、この朝会で各メンバーの進捗フローを報告してもらう形にすることで、進捗状況の透明性が向上しました。」(磯本様)
さらには、必要に応じて担当者とハドルミーティングを開催することで、情報共有の密度を高めています。これにより、個人のスキルに依存していた情報が組織全体で共有され、株式会社インフラトップ様の意思決定の向上につながりました。また、成果物としてプロジェクト概要やリスク一覧などを作成することで、開発組織全体の可視化にも貢献しています。
プロジェクト調査開始から約3ヶ月が経過した2025年6月現在、株式会社インフラトップ様は「ようやくスタートラインに立った」という認識で、今後の展開に大きな期待を寄せています。
「調査と並行して、Ragateさんに個人のスキルに依存していたシステムの改修や追加開発を請け負っていただき、開発体制の最適化とコスト面の透明性が確立されたことで、効率的な予算配分のめどが立ちました。具体的には、必要性の低い支出を抑制し、事業に必要な投資にリソースを集中させられるようになります。今後はリバースエンジニアリングを活用することで、手作業に依存していた運用の自動化や適正なサーバー費用への最適化を進め、管理・維持コストを低減させたいと考えています。」(磯本様)
年内には一定の成果を出し、今後は新しい機能追加も積極的に行っていきたいと語る磯本様。Ragateには、開発コストの最適化や、不具合が発生しないような仕組み作り、そして設計書の整備による規模拡大への対応など、多岐にわたる貢献を望んでいます。
「まずは設計書を組織全体で共有できる形で整備したいと考えています。今後、サービス規模が拡大する際に設計書は必須となるため、ここはRagateさんに強く期待している点です。弊社はビジネスパートナーの存在によって成り立っている部分が大きく、また、新たなビジネスチャンスに向けて展開していくフェーズでもあります。Ragateさんにも事業成長をリードしてもらえると嬉しいです。」(磯本様)
株式会社インフラトップ様の「学びと仕事を通して、人生を最高の物語へ。」というビジョンの実現に向け、Ragateは今後もその技術力と知見で伴走し続けます。
Ragateメンバーの紹介
AWS Top Engineer2024
代表取締役
益子竜与志
高度なAWSの技術力とAWSビジネスの貢献が評価され、2024年AWSTopEngineerを受賞。 MBAの学習歴を生かした、技術×戦略×マーケティングを得意とする。
好きなAWSサービス
CloudFormation/Lambda/DynamoDB/OpenSearch/AppSync/CloudFront/StepFunctions
AWS SAP 認定
プロジェクトマネージャー
久保翔太
AWSソリューションアーキテクト Pro 認定プロジェクトマネージャー。 AWSサーバーレス開発のプロジェクトマネージャーとして、数多くの大規模プロジェクトへAWSサーバーレス導入を手掛ける。 得意領域は、大規模開発の中長期を見据えたAWS全体の設計。
好きなAWSサービス
CloudFormation/Lambda/DynamoDB/OpenSearch/AppSync/CloudFront/StepFunctions
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