AWS Rekognitionを使った画像認識の実装方法

AWS Rekognitionを使った画像認識の実装方法

AWS Rekognitionは、画像や動画の中から人物や物体を認識し、分析するためのサービスです。このサービスを利用することで、画像認識の実装が容易になります。本記事では、AWS Rekognitionを使った画像認識の実装方法について解説します。

AWS Rekognitionとは

AWS Rekognitionは、画像や動画の中から人物や物体を認識し、分析するためのサービスです。このサービスを利用することで、画像認識の実装が容易になります。AWS Rekognitionは、以下のような機能を提供しています。

  • 顔認識
  • 顔検出
  • 顔分析
  • 顔比較
  • 顔検索
  • ラベル検出
  • テキスト検出
  • 不適切なコンテンツの検出

これらの機能を利用することで、様々な用途に応用することができます。例えば、セキュリティカメラの映像から不審者を検出する、商品画像から商品名を自動的に抽出する、などの用途が考えられます。

AWS Rekognitionの利用方法

AWS Rekognitionを利用するには、以下の手順が必要です。

  1. AWSアカウントの作成
  2. IAMユーザーの作成
  3. AWS CLIのインストール
  4. AWS CLIの設定
  5. 画像認識の実行

まず、AWSアカウントを作成します。AWSアカウントを持っている場合は、次の手順に進んでください。

次に、IAMユーザーを作成します。IAMユーザーは、AWSリソースにアクセスするためのユーザーです。IAMユーザーを作成するには、AWSマネジメントコンソールにログインし、IAMサービスを選択します。IAMサービスで、ユーザーを作成し、必要な権限を付与します。

AWS CLIをインストールするには、以下のコマンドを実行します。

pip install awscli

AWS CLIを設定するには、以下のコマンドを実行します。

aws configure

AWS CLIの設定が完了したら、画像認識の実行が可能になります。画像認識を実行するには、以下のコマンドを実行します。

aws rekognition detect-labels --image "S3Object={Bucket=<バケット名>,Name=<画像ファイル名>}"

このコマンドを実行することで、画像の中からラベルを検出することができます。

AWS Rekognitionの実装例

以下は、AWS Rekognitionを使った画像認識の実装例です。

import boto3

def detect_labels(bucket, key, max_labels=10, min_confidence=90, region="us-west-2"):
    rekognition = boto3.client("rekognition", region)
    response = rekognition.detect_labels(
        Image={
            "S3Object": {
                "Bucket": bucket,
                "Name": key,
            }
        },
        MaxLabels=max_labels,
        MinConfidence=min_confidence,
    )
    return response["Labels"]

labels = detect_labels("my-bucket", "my-image.jpg")
for label in labels:
    print(label["Name"] + " : " + str(label["Confidence"]))

このプログラムは、指定したバケットの画像からラベルを検出し、その結果を表示します。AWS SDK for Python(Boto3)を使用して、AWS Rekognitionにアクセスしています。

まとめ

本記事では、AWS Rekognitionを使った画像認識の実装方法について解説しました。AWS Rekognitionは、画像や動画の中から人物や物体を認識し、分析するためのサービスであり、様々な用途に応用することができます。AWS Rekognitionを利用するには、AWSアカウントの作成、IAMユーザーの作成、AWS CLIのインストールと設定、画像認識の実行が必要です。AWS SDK for Python(Boto3)を使用することで、簡単にAWS Rekognitionを利用することができます。