AWS RekognitionとLambdaを使った画像処理の自動化について

AWS RekognitionとLambdaを使った画像処理の自動化について

AWS RekognitionとLambdaを使った画像処理の自動化について、本記事では解説します。AWS Rekognitionは、画像や動画の分析を自動化するためのサービスであり、Lambdaは、サーバーレスアーキテクチャを実現するためのサービスです。本記事では、これらのサービスを組み合わせて、画像処理を自動化する方法を解説します。

AWS Rekognitionとは

AWS Rekognitionは、画像や動画の分析を自動化するためのサービスです。顔認識、物体検出、テキスト検出、有害コンテンツの検出など、様々な機能を提供しています。また、APIを介して簡単に利用することができます。

Lambdaとは

Lambdaは、サーバーレスアーキテクチャを実現するためのサービスです。サーバーレスアーキテクチャとは、サーバーを管理する必要がなく、コードを実行するための環境を自動的に提供するアーキテクチャのことです。Lambdaは、コードをアップロードするだけで、自動的にスケーリングや負荷分散を行い、コードを実行する環境を提供します。

画像処理の自動化

AWS RekognitionとLambdaを組み合わせることで、画像処理を自動化することができます。具体的には、以下の手順で行います。

  1. S3に画像をアップロードする
  2. S3のイベントトリガーでLambdaを起動する
  3. Lambdaで、AWS Rekognitionを使って画像処理を行う
  4. 処理結果をS3に保存する

これにより、画像処理を自動化することができます。

サンプルプログラム

以下は、AWS RekognitionとLambdaを使った画像処理の自動化のサンプルプログラムです。

import boto3

def lambda_handler(event, context):
    # S3から画像を取得する
    s3 = boto3.resource('s3')
    bucket_name = event['Records'][0]['s3']['bucket']['name']
    object_key = event['Records'][0]['s3']['object']['key']
    image = s3.Object(bucket_name, object_key).get()['Body'].read()

    # AWS Rekognitionで画像処理を行う
    rekognition = boto3.client('rekognition')
    response = rekognition.detect_labels(Image={'Bytes': image})

    # 処理結果をログに出力する
    print(response)

    # 処理結果をS3に保存する
    result_bucket_name = 'processed-images'
    result_object_key = object_key + '.json'
    s3.Object(result_bucket_name, result_object_key).put(Body=str(response))

    return {
        'statusCode': 200,
        'body': 'success'
    }

このプログラムでは、S3に画像をアップロードすると、Lambdaが起動され、AWS Rekognitionで画像処理を行います。処理結果は、S3に保存されます。

まとめ

本記事では、AWS RekognitionとLambdaを使った画像処理の自動化について解説しました。AWS Rekognitionは、画像や動画の分析を自動化するためのサービスであり、Lambdaは、サーバーレスアーキテクチャを実現するためのサービスです。これらのサービスを組み合わせることで、画像処理を自動化することができます。サンプルプログラムを参考に、実際に試してみてください。

サーバーレス開発低コストなAWS開発内製化はお気軽にお問い合わせください。