実践!AWS Glue の ETL 開発運用ベストプラクティス

実践!AWS Glue の ETL 開発運用ベストプラクティス

「AWS Glue 使ってみたいけど、どうすれば効率よく開発運用できるの?」
「ETL の開発運用って、一体どんな点に気をつければいいんだろう?」

そんな悩みをお持ちのあなたへ。今回は、AWS Glue の開発運用で避けては通れない、ベストプラクティスについて解説します。

AWS Glue はサーバーレスのデータ統合サービスであり、様々なデータソースからデータウェアハウスやデータレイクにデータを移動、変換することができます。

しかし、AWS Glue は強力な反面、適切な開発運用を行わないと、以下のような問題に直面する可能性があります。

  • 開発の効率化が難しく、開発工数が膨大になる
  • 運用コストが高額になる
  • データの品質が低下する
  • セキュリティ対策が不足する

これらの問題を回避するために、開発と運用フェーズごとに AWS Glue のベストプラクティスを理解することが重要となります。

開発編

まず開発フェーズにおけるベストプラクティスを見ていきましょう。
開発フェーズでは、AWS Glue のジョブを開発・運用していくための基盤を構築する必要があります。

開発環境と本番環境を分離する

開発環境と本番環境を分離することで、開発中のジョブが本番環境に影響を与えないようにすることができます。
また、開発環境でテストしたジョブを本番環境にデプロイする際にも、スムーズに作業を進めることができます。

AWS Glue スタジオを利用する

AWS Glue スタジオは、AWS Glue のジョブを開発、テスト、デプロイするための統合開発環境です。
AWS Glue スタジオを利用することで、以下の利点があります。

  • 視覚的なインターフェースにより、コードを書かずにジョブを開発することができます
  • ノートブック機能により、Python や Apache Spark を使ってジョブを開発することができます
  • 統合された開発環境により、ジョブの開発からデプロイまでをスムーズに行うことができます。

コードの実装とテストをローコードで行う

AWS Glue Studio のローコード機能は、コードを書かずにビジュアルなインターフェースを使ってジョブを開発することができます。
これにより、開発の効率化が図れ、開発工数を削減することができます。

ワークフローでジョブの実行管理を行う

ワークフロー機能により、複数のジョブを順番に実行したり、特定の条件に基づいて実行したりすることができます。
これにより、ジョブの実行管理を効率化し、運用コストを削減することができます。

運用編

ジョブの監視とトラブルシューティングを行う

運用フェーズでは、AWS Glue のジョブが正常に動作しているかを監視し、問題が発生した場合には迅速にトラブルシューティングを行う必要があります。

ジョブの実行状況を監視する

AWS Glue Studio を利用すれば、ジョブの実行状況を監視することができます。
ジョブの実行時間、リソースの使用状況、エラーログなどを確認することで、ジョブの性能を把握し、問題が発生した場合には迅速に対処することができます。

データアクセス制御を行う

データアクセス制御は、AWS Glue ジョブがアクセスできるデータソースを制限することで、データのセキュリティを確保するための重要な機能です。
AWS Glue では IAM ポリシーを利用して、データソースへのアクセス権限を制御することができます。

AWS Lake Formation を利用する

AWS Lake Formation は、データレイクのセキュリティを管理するためのサービスです。
AWS Lake Formation を利用することで、データレイクへのアクセス権限を細かく制御することができ、データのセキュリティを強化することができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、AWS Glue の開発運用で避けては通れない、ベストプラクティスについて解説しました。

AWS Glue を利用することで、データ統合を効率化し、データ分析基盤を構築することができます。

しかし、AWS Glue の開発運用には、いくつかの注意点があります。
ベストプラクティスを理解し、適切な開発運用を行うことで、これらの問題を回避し、AWS Glue をより効果的に活用することができます。

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