皆さんこんにちは!
最近、生成AI関連の話題で持ちきりですが、OpenAIからまた新しいモデルがリリースされたことをご存知ですか?
そう、GPT-4-miniです!
今回はOpenAIが新たに発表したGPT-4-miniについて、その特徴や性能、将来性について深掘りしていきます。
7月18日にOpenAIが公式に発表したGPT-4-miniは、コスト効率に優れた小型モデルとして注目されています。GPT-4-OmniやGPT-4-Turboといった高性能モデルとは異なり、GPT-4-miniはより軽量で処理速度が速く、コストを抑えて利用できる点が大きな特徴です。
このモデルは、無料版ChatGPTや、APIを通して利用できる様々な生成AIアプリケーションで使用されているGPT-3.5を置き換えることを意図して開発されました。
GPT-4-miniの性能は、その「mini」という名称から想像するよりもはるかに高いです。
実際に、様々なベンチマークテストでGPT-3.5やClaude Haikuを上回る結果を残しています。
例えば、自然言語理解能力を測るMMLUベンチマークでは82%のスコアを記録し、チャットにおけるユーザーの選好度を測るLMSYSリーダーボードでは、なんとオリジナルのGPT-4を凌駕する結果となっています。
モデル | MMLUスコア |
---|---|
GPT-4-mini | 82% |
GPT-4 | 80% |
GPT-3.5 Turbo | 67% |
Claude Haiku | 75.5% |
コスト面に関しても、GPT-4-miniは非常に魅力的です。100万入力トークンあたり15セント、100万出力トークンあたり60セントという価格設定は、従来の最先端モデルと比較して10分の1、GPT-3.5 Turboと比較しても60%も安価です。
OpenAIは、GPT-4-miniの低コストと低レイテンシーを活かせるユースケースとして、以下のような例を挙げています。
さらに、現時点ではテキストと画像の入出力に対応しており、将来的には音声の入出力にも対応する予定です。
音声入出力はGPT-4-Omniでデモが行われた主要機能であり、期待が高まります。
現時点での情報では、音声モードは7月下旬に一部のPlusユーザー向けにアルファ版がリリースされ、秋には全てのPlusユーザーが利用できるようになる予定です。
OpenAIは、GPT-4-miniの安全性にも力を入れています。
GPT-4と同様の安全対策が実装されているだけでなく、OpenAIが新たに開発した「指示階層メソッド」を適用することで、ジェイルブレイク、プロンプトインジェクション、システムプロンプト抽出への耐性を向上させています。
これは、企業がGPT-4-miniを商用アプリケーションで利用する際に、より信頼性の高い応答と安全な利用を期待できることを意味します。
OpenAIが新たにリリースしたGPT-4-miniは、コスト効率に優れ、高速な処理速度と高い信頼性を兼ね備えた、開発者にとって非常に魅力的なモデルと言えるでしょう。
また、マルチモーダル機能や音声入出力への対応など、将来性も十分にあります。
今後もOpenAIの動向から目が離せませんね!
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