株式会社microCMSとのパートナーシップ締結の背景
企業のデジタル接点はWebサイトからアプリ、サイネージ、チャットボットまで多様化し、更新頻度と運用速度がこれまで以上に求められています。
一方で、従来型CMSでは「表示」と「管理」が密結合で、機能追加やマルチチャネル展開のたびに開発負荷・運用負荷が増大しがちでした。
Ragateは、要件定義〜設計・実装・運用設計までの一気通貫支援を強みとしており、APIファーストなヘッドレスCMSであるmicroCMSと連携することで、コンテンツを中心に据えた拡張性の高いアーキテクチャ(Jamstack/Headless)をより短期間かつ安全に提供できると判断しました。
両社の協業により、スピード/拡張性/ガバナンスを両立したコンテンツ基盤を、あらゆる業種・規模の企業へ提供してまいります。
パートナーシップによる主な取り組み
取り組み領域 | 内容 |
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コンテンツ基盤の設計・移行 | コンテンツモデリング(スキーマ設計)、既存CMSからのデータ移行計画、URL設計とリダイレクト戦略、メタデータ・多言語対応、ドラフト/承認フローや権限設計の導入、SEO要件の再設計。移行ツール群とチェックリストを整備し、品質とリードタイムの両立を図ります。 |
開発アクセラレーションとリファレンス実装 | Nuxt.jsやNext.js等によるフロントエンド実装のスターター/UIコンポーネント提供、SSG/ISR戦略、画像最適化・CDN最適化、会員・認証や決済・外部SaaSとの連携リファレンス、フォーム/検索/タグ管理など共通機能のモジュール化。プロジェクト初期から継続運用までを見据えた設計標準を提供します。 |
運用・グロースとセキュリティ/ガバナンス | 編集フロー定義、運用マニュアルとトレーニング、A/Bテストや計測基盤(Analytics/タグ管理)連携、配信パフォーマンス監視、障害時運用ガイドの整備。ロールベース権限・監査ログを活用したガバナンス強化、脆弱性対応ポリシーやバックアップ/リカバリ設計まで、運用の継続改善を伴走支援します。 |
提供価値
- 開発スピードの向上
フロントエンドとコンテンツ管理を疎結合化し、スプリントごとの小刻みなリリースを実現。既存システムとの連携もAPIで柔軟に対応 - 運用効率の最適化
権限設計・下書き/承認フロー・バージョン管理を活用し、非エンジニア主体の運用に移行。多言語・複数チャネル配信にもスケーラブルに対応 - 拡張性と将来性
Jamstack/Headlessにより、フロントエンド技術やインフラの選択肢を確保。新規デバイス(アプリ、サイネージ、Bot等)への展開が容易 - 品質とセキュリティ
API経由の一元管理によりデータの整合性を担保。ロールベースのガバナンス強化や監査性の向上に寄与
今後の展望
両社にてお客様に最大限価値のあるご提案を行い、継続的に支援させていただきます。
導入から運用グロースまでを包括する支援体制を強化しお客様のビジネス加速のお役立ちが出来ればと考えております。
Ragateは、microCMSを中核としたコンテンツ基盤の構築を通じて、顧客企業のデジタル体験価値の最大化に貢献します。