本会報誌には、盲導犬の健気な姿だけでなく、彼らを支える人々の日々の努力、社会が抱える課題、そしてそれを乗り越えようとする力強い意志が詰まっています。

会報誌(第120号)の内容について
1.新しい門出を祝って - 仙台で盲導犬出発式
7月3日、仙台で新たなパートナーと歩み始めた4組のユニットを祝う「出発式」が開かれました。
「だんだん気が合ってきて、毎日が楽しい」「喜怒哀楽ぜんぶ、この子と分かち合ってる」——ユーザーの皆さんの言葉から、盲導犬との温かな日々が伝わってきます。なかには「毎朝4時起きで1時間半のお散歩が日課なんです」という元気な方も!
こうして育成した盲導犬が必要な方と巡り合い、歩み始めるのを見ると、私たちのCSRとしての取り組みも実を結んでいるようでとても嬉しく思います。
2.8か月の絆、次のステージへ - パピープロジェクト修了
7月7日、島根あさひ社会復帰促進センターで、パピー3頭が新たな旅立ちを迎えました。パピーたちはこれから盲導犬を目指します!
約8か月間、13人の訓練生(受刑者)が班を越えて協力し、「みんなで3頭を育てた」という団結が生まれました。

実は受刑者の方の社会復帰の促進も行う意味で、2009年4月から始まったプロジェクトです。
盲導犬の育成だけではなく、必要な人々への支援も兼ね備えた、とても有意義な取り組みだと感じました!
3.世界の盲導犬関係者がイギリスに集結!
6月、イギリスで世界29か国・339名が参加する盲導犬の国際会議が開かれ、協会から10名が参加しました。
日本からは3つのテーマを発表。盲導犬が引退した後もスムーズに次の犬を迎えられる支援体制を紹介すると、各国から驚きの声が。一方で、日本では約半数のユーザーが施設等での受け入れ拒否を経験している現状も報告しました。
50年間盲導犬育成に携わってきた多和田顧問は「永年勤続賞」を受賞。
来年2026年5月にはいよいよ日本で開催予定とのことで、とても楽しみです!
オフィスに実物も置いてありますので、興味のある方はぜひ手に取ってご覧ください!














