この取り組みを始める背景
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当社は、お客様に対して「AWS認定技術力を持つプロフェッショナル集団」として事業を展開しています。この訴求は、私たちが果たすべき約束でもあります。
新しく入社したメンバーや、まだ経験を積んでいる途中のメンバーが担当するプロジェクトにおいても、安定した品質でサービスを提供すること。それが、お客様への誠実な姿勢であり、企業ブランドを守ることに他なりません。
技術面、プロジェクト管理、お客様とのコミュニケーションなど、プロジェクト遂行に必要なあらゆる領域において、一人ひとりをサポートする体制を整えたいと考えました。
過去の取り組みからの学び
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実は以前にも、同様の取り組みを試みたことがあります。しかし、十分に機能させることができませんでした。
当時を振り返ると、二つの課題がありました。
一つは、メンバーがCCoE担当者(当時は益子、久保)の多忙さを気遣い、相談を遠慮してしまったこと。もう一つは、チーム単位での実施としたため、同席するメンバーへの配慮から発言しづらい状況が生まれてしまったことです。
この反省を踏まえ、今回は運用方法を根本から見直しました。
新しいCCoEの特徴
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1. 1on1形式での個別サポート
チーム単位ではなく、一人ひとりと向き合う形式とします。周囲を気にすることなく、率直に相談いただける環境を整えます。
2. オフィス外での実施
事務所から徒歩圏内に専用の場所を確保し、環境を変えて対話を行います。日常業務から離れた空間で、リラックスした状態で話していただくことを意図しています。
3. 定期的な開催と随時相談の両立
毎週、お一人ずつ1時間程度の相談機会を設けます。加えて、必要に応じていつでも相談できる窓口も併設し、タイムリーなサポートを可能にします。
サポート内容
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以下のような相談に対応いたします。
技術面 | アーキテクチャ設計、実装方針、ペアプログラミング |
|---|---|
プロジェクト管理 | 進め方の相談、課題への対処法 |
顧客対応 | 交渉・コミュニケーションに関するアドバイス |
その他 | 業務上の悩みや、キャリアに関する相談 |
どのような内容でも構いません。気軽にお声がけください。
段階的な展開計画
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本取り組みは、三つのフェーズで進めていきます。
フェーズ | 内容 |
|---|---|
Phase 1 | 代表の益子が単独でCCoEの役割を担い、運用を開始 |
Phase 2 | 専属の部署を設置し、全社員へのサポート体制を拡充 |
Phase 3 | 全社員が高いプロジェクト遂行能力を習得し、組織全体としてプロフェッショナル集団へ成長 |
最終的には、CCoEのサポートを必要としない自走力を、全員が身につけている状態を目指します。
フィールドボイス制度との連携
既に運用しているフィールドボイス制度も、引き続きご活用いただけます。
月に一度、私へ直接意見を送信できるこの制度と、定期的な対話の場であるCCoE。二つの窓口を通じて、メンバーの声をいち早く経営に反映できる体制を一層強化してまいります。
※実は本記事における取り組みは、フィールドボイス制度で得たメンバーの要望から誕生しています
最後に
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前回の取り組みがうまくいかなかった最大の要因は、メンバーの皆さんが担当者の忙しさを気遣い、相談を控えてしまったことでした。
今回の取り組みは、組織として長期的にケイパビリティを醸成すること、そして一人ひとりの成長を促進することを目的としています。遠慮なく、この制度を活用してください。
皆さんとの対話を楽しみにしています。















