【506名調査】会議革命|AI議事録・要約ツールで実現する業務効率化の実態と導入ガイド

益子 竜与志
益子 竜与志
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最終更新日:2026年03月06日公開日:2026年03月06日

会議の議事録作成に追われていませんか?

本レポートでは、506名への独自調査から判明した「議事録作成・要約」での生成AI活用率28.1%の実態を分析。Copilot for M365やAI議事録ツールの活用シーンと、導入によって実現できる工数削減効果、そして成功のためのポイントを具体的に解説します。

本レポートの調査対象者

セグメント

Q1. あなたのメインの所属部門を教えてください

〇 1.情報システム部
OR
〇 2.DX推進室

Q2. サービス・システム導入の決裁権があるか教えてください

〇 1.自分自身に決裁権がある
OR
〇 2.自分に決裁権はないが、製品・サービスの選定や起案を行っている
OR
〇 3.選定や起案は行わないが、意見出しや情報収集などで関与している

性別

総数

男性

女性

総数

506

393

113

(%)

100.0%

77.7%

22.3%

年齢

総数

15歳未満

15歳~19歳

20歳~29歳

30歳~39歳

40歳~49歳

50歳~59歳

60歳以上

総数

506

0

0

31

161

172

130

12

(%)

100.0%

0.0%

0.0%

6.1%

31.8%

34.0%

25.7%

2.4%

都道府県

総数

北海道

青森県

岩手県

宮城県

秋田県

山形県

福島県

茨城県

栃木県

群馬県

埼玉県

千葉県

東京都

神奈川県

新潟県

富山県

石川県

福井県

山梨県

長野県

岐阜県

静岡県

愛知県

三重県

滋賀県

京都府

大阪府

兵庫県

奈良県

和歌山県

鳥取県

島根県

岡山県

広島県

山口県

徳島県

香川県

愛媛県

高知県

福岡県

佐賀県

長崎県

熊本県

大分県

宮崎県

鹿児島県

総数

506

22

2

2

1

1

3

10

5

5

3

29

26

110

46

6

3

2

2

3

4

5

18

33

5

1

9

58

21

5

1

1

2

4

8

3

5

10

3

2

15

3

2

1

1

1

4

(%)

100.0%

4.3%

0.4%

0.4%

0.2%

0.2%

0.6%

2.0%

1.0%

1.0%

0.6%

5.7%

5.1%

21.7%

9.1%

1.2%

0.6%

0.4%

0.4%

0.6%

0.8%

1.0%

3.6%

6.5%

1.0%

0.2%

1.8%

11.5%

4.2%

1.0%

0.2%

0.2%

0.4%

0.8%

1.6%

0.6%

1.0%

2.0%

0.6%

0.4%

3.0%

0.6%

0.4%

0.2%

0.2%

0.2%

0.8%

地域

総数

北海道

東北地方

関東地方

中部地方

近畿地方

中国地方

四国地方

九州地方

総数

506

22

19

224

76

100

18

20

27

(%)

100.0%

4.3%

3.8%

44.3%

15.0%

19.8%

3.6%

4.0%

5.3%

職業

総数

公務員

経営者・役員

会社員(事務系)

会社員(技術系)

会社員(その他)

自営業

自由業

専業主婦(主夫)

パート・アルバイト

学生

その他

総数

506

0

20

208

278

0

0

0

0

0

0

0

(%)

100.0%

0.0%

4.0%

41.1%

54.9%

0.0%

0.0%

0.0%

0.0%

0.0%

0.0%

0.0%

未既婚

総数

未婚

既婚

総数

506

158

348

(%)

100.0%

31.2%

68.8%

子供の有無

総数

子供有り

子供無し

総数

506

315

191

(%)

100.0%

62.3%

37.7%

議事録作成は「AIに任せる時代」へ

「会議中はメモに追われて議論に集中できない」「議事録の作成に毎回1〜2時間かかる」「重要な発言を聞き漏らしてしまう」——多くのビジネスパーソンが会議周辺業務の非効率さに悩んでいます。

生成AIの進化により、こうした課題は解決可能になりつつあります。音声認識と大規模言語モデルを組み合わせたAI議事録・要約ツールが、会議の在り方を根本から変えようとしています。

本レポートでは、Ragate株式会社が2025年12月に実施した506名への独自調査から、議事録作成・要約業務での生成AI活用の実態導入のポイントを詳しく解説します。


調査概要

本調査は以下の条件で実施しました。

  • 調査期間:2025年12月11日〜
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 有効回答数:506名
  • 調査対象:日本国内のビジネスパーソン(情報システム部門・DX推進室所属者)

議事録作成・要約でのAI活用:28.1%が実践中

活用領域における位置づけ

調査結果から、「議事録作成・要約(会議議事録の文字起こし、要点整理など)」での活用率は28.1%で、7つの活用領域の中で第4位となっています。

活用業務領域

活用率

順位

情報収集・調査・分析

39.2%

1位

システム開発・運用

37.4%

2位

コンテンツ作成・編集

30.9%

3位

議事録作成・要約

28.1%

4位

社内問い合わせ対応

26.5%

5位

クリエイティブ業務

17.2%

6位

翻訳・外国語対応

15.0%

7位

約4社に1社が議事録作成・要約業務で生成AIを活用しており、テキスト生成系の活用領域として高い普及率を示しています。


AI議事録・要約の活用シーン

シーン1:会議中のリアルタイム文字起こし

従来の課題

  • メモを取りながらの参加で議論に集中できない
  • 聞き漏らしや書き漏らしが発生
  • 後から録音を聞き返す時間が必要

AI活用による解決

  • 音声をリアルタイムでテキスト化
  • 発言者の識別と話者分離
  • 会議参加者は議論に集中可能

活用ツール

調査データでは、Copilot for Microsoft 365が39.2%の利用率を示しており、Teams会議での自動文字起こし機能が広く活用されています。

シーン2:議事録の自動要約

従来の課題

  • 長時間の会議内容を整理するのに時間がかかる
  • 重要なポイントの抜け漏れが発生
  • 担当者によって品質にバラつき

AI活用による解決

  • 文字起こしデータから自動で要約を生成
  • 決定事項、アクションアイテムを自動抽出
  • 一定品質の議事録を短時間で作成

出力イメージ

【会議要約】
■ 日時:2025年12月15日 14:00-15:00
■ 参加者:〇〇、△△、□□

■ 議題と決定事項
1. 新製品のリリース日程
   → 2026年3月15日に決定
2. マーケティング予算
   → 1,000万円で承認

■ アクションアイテム
- 〇〇:仕様書の最終版を12/20までに提出
- △△:メディア向けプレスリリースの作成
- □□:販売チャネルとの調整

■ 次回会議
2025年12月22日 14:00〜

シーン3:過去会議の検索・振り返り

従来の課題

  • 過去の会議で何が決まったか確認するのが大変
  • 録音データを聞き直す時間がない
  • 議事録が散在して見つからない

AI活用による解決

  • 文字起こしデータを検索可能に
  • 「〇〇について話した会議」を特定
  • 関連する過去の議論を即座に参照

主要ツール・サービスの比較

調査データに見る関連ツールの利用率

ツール/サービス

利用率

議事録関連機能

Copilot for Microsoft 365

39.2%

Teams会議の文字起こし・要約

ChatGPT

46.3%

テキスト要約・整理

Google Gemini

30.9%

長文要約・Google Meet連携

ツール別の特徴

Copilot for Microsoft 365

項目

内容

強み

Teams会議との完全統合

機能

リアルタイム文字起こし、自動要約、アクションアイテム抽出

対象

Microsoft 365ユーザー

価格帯

約$30/ユーザー/月(M365追加)

ChatGPT / Claude による処理

項目

内容

強み

柔軟な要約・整理が可能

機能

文字起こしデータを入力して要約

対象

汎用的に利用可能

価格帯

$20/月〜(有料版)

専用AI議事録ツール

項目

内容

強み

議事録特化の機能

機能

話者分離、キーワード抽出、テンプレート出力

対象

高頻度で会議がある組織

価格帯

サービスにより異なる


「導入効果」ROIの試算

工数削減効果

従来のワークフロー(1時間の会議の場合)

作業

所要時間

会議中のメモ取り

会議時間と並行

録音の聞き返し

30分〜1時間

議事録の作成

1〜2時間

確認・修正

30分

合計(会議後の作業)

2〜3.5時間

AI活用後のワークフロー

作業

所要時間

会議中のメモ取り

不要(AIが自動化)

文字起こし

自動(リアルタイム)

AI要約の確認・修正

15〜30分

合計(会議後の作業)

15〜30分

削減効果

1会議あたり約2時間の工数削減

年間効果(週5会議、50週の場合)

削減時間 = 2時間 × 5会議 × 50週 = 500時間/年
人件費単価 ¥5,000/hとした場合
年間削減効果 = 500時間 × ¥5,000 = ¥2,500,000/年

導入時の注意点と対策

注意点①:音声認識の精度

課題

  • 専門用語や固有名詞の誤認識
  • 複数人が同時に話すと精度低下
  • 音質が悪いと文字起こし精度が低下

対策

  • 専門用語辞書の登録(対応ツールの場合)
  • 会議時のマイク環境を整備
  • 発言時は一人ずつ話すルールを徹底
  • 事後の人間による確認・修正を必須化

注意点②:機密情報の取り扱い

課題

  • 会議内容には機密情報が含まれる場合が多い
  • 外部サービスへの音声データ送信に懸念

対策

  • エンタープライズ向けサービスを選定
  • データ保持ポリシーを確認
  • 機密度の高い会議は対象外とする運用
  • 社内ガイドラインで対象会議を明確化

注意点③:要約の正確性

課題

  • AIによる要約で重要なニュアンスが欠落する可能性
  • 決定事項の誤認識

対策

  • 必ず人間による確認・承認プロセスを設ける
  • 重要な決定事項は会議中に口頭で確認
  • 参加者に議事録を共有し、指摘を受け付ける

まとめ

本調査により、以下の点が明らかになりました。

  • 議事録作成・要約での活用率は28.1%で、約4社に1社が実践中
  • Copilot for M365(39.2%)がTeams会議との統合で広く普及
  • 1会議あたり約2時間の工数削減が可能で、高いROIを実現
  • 音声認識精度、機密管理、要約の正確性に注意が必要
  • パイロット導入から段階的に展開することが成功の鍵

議事録作成は、AIによる自動化の恩恵を最も受けやすい業務の一つです。本レポートの内容を参考に、会議周辺業務の効率化を実現してください。


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