AI博覧会 Spring 2026とは
2026年4月8日、東京国際フォーラムで開催された「AI博覧会 Spring 2026」に、Ragateから3名のメンバーで参加してきました。本イベントは株式会社アイスマイリーが主催する国内最大級のAI展示会で、想定来場者数は1万人、約100社が出展し、200製品以上が展示されました。

今回のイベントでは「生成AIの先を行く、AIエージェントに特化」というテーマが掲げられており、従来の生成AIツールの展示に加えて、フィジカルAI・ロボットゾーンが新設されるなど、AIの活用領域が着実に広がっていることを実感できる構成となっていました。
当社からの参加メンバーは以下の3名です。
- 益子 竜与志(ITコンサルティング事業部 取締役)
- 柳澤 大志(ITコンサルティング事業部 部長)
- 久保 翔太(SI事業部 部長)
会場で見た最新技術トレンド
会場を歩いて特に印象的だったのは、フィジカルAI・ロボットゾーンの盛り上がりでした。生成AIやLLMが注目を集める一方で、現実世界で動作するAI搭載ロボットへの関心も非常に高まっていることを感じました。

HIGHLANDERS社のブースでは、四足歩行ロボットのデモンストレーションが行われており、多くの来場者が足を止めて見入っていました。このようなロボット技術とAIの融合は、製造現場や物流、インフラ点検など、さまざまな領域での活用が期待されています。

また、別のブースではロボットアームのデモが行われており、AIによる物体認識と組み合わせた精密な動作が披露されていました。こうした技術は、従来の産業用ロボットの枠を超えて、より柔軟で汎用的な自動化ソリューションへと進化しています。
その他にも、RAG構築、画像認識、データ分析、外観検査など、多岐にわたるAIソリューションが展示されており、40講演以上のカンファレンスでは実践的なユースケースが数多く紹介されていました。
「AIできます」の時代は終わった
展示会を一通り回って強く感じたのは、「AIできます」というブランディングだけでは、もはや差別化が難しいということです。数多くの企業がAIソリューションを掲げる中、この市場はすでにレッドオーシャン化しています。
では、何が差別化要因になるのでしょうか。今回の展示会を通じて見えてきたのは、以下の3つの要素です。
- ドメインカット … 特定の業界や業務領域に対する深い知見
- 実績 … 具体的な導入成功事例と成果の可視化
- 高度技術領域 … RAG、ファインチューニング、AIエージェントなど先進的なアプローチの実装力
単に「AIを使えます」ではなく、「この領域でこういう成果を出してきました」と言えることが、顧客から選ばれるための条件になってきていると感じます。市場の成熟とともに、プレイヤーの選別が進んでいるのです。
Ragateが目指す差別化ポジション
こうした市場環境の変化を踏まえて、当社が目指すポジションについて改めて考えを整理しました。
Ragateの強みは、AI駆動によるPM(プロジェクトマネジメント)、コンサルティング、ソリューションアーキテクトなど、超上流から中流工程までを一気通貫で支援できるケイパビリティにあります。単なる技術実装ベンダーではなく、顧客のビジネス課題を起点として戦略策定から実行まで伴走できることが、当社の差別化ポイントです。
また、当社ではOpenClaw・Claude Code・Cursorという「3種の神器」を筆頭に、AI駆動の開発・業務効率化ツールを積極的に導入しています。これらのツールと人間のコンサルティング力を組み合わせることで、他社には提供できない価値を生み出しています。
SI・コンサルティングマーケットの中で、「AI駆動で顧客のビジネス変革を実現するパートナー」として良いポジションを確立していきたいと考えています。
今後の展望
今回のAI博覧会への参加を通じて、市場の現状と今後の方向性について多くの示唆を得ることができました。
特に印象深かったのは、AIエージェントやフィジカルAIといった次世代領域への注目度の高さです。生成AIの登場から2年が経過し、業界全体が「次のフェーズ」に向けて動き出していることを実感しました。
当社としても、今年中にどこかの展示会への出展を検討しています。単なる「AIベンダー」ではなく、「AI駆動で超上流から中流まで伴走するコンサルティングパートナー」として、市場に向けて存在感を示していければと考えています。
引き続き、市場の変化を敏感にキャッチしながら、自社の専門性を高め、顧客の課題解決に貢献できる組織であり続けたいと思います。















