2026年1月LT会レポート

最終更新日:2026年02月25日公開日:2026年02月25日
水野 渚
writer:水野 渚
XThreads

2026月1月30日(金)、当社では第7回となるLT(ライトニングトーク)会を開催しました!

今回は、SI事業部部長から今後の開発フローの刷新について、同じくSI事業部エンジニアリーダーからCursorの活用・設定テンプレートについて、そして代表の益子から今期の業績振り返りと今後の会社方針まで、盛りだくさんの内容が共有されました。

LT会の後には、恒例の有志メンバーでご飯会も行いました!

【SI事業部】今後の開発フロー刷新について

SI事業部部長から生成AIやCursorの普及を踏まえた開発プロセス全体の見直しについて発表がありました。

開発プロセスの見直しポイント

これまでの開発フローは「要件定義 → 設計 → 実装・テスト」という流れでしたが、生成AIやCursorを使いこなすメンバーが増えてきたことで、実装フェーズの工数を大幅に削減できる見込みが立ちました。

これを踏まえ、今後は事前調査フェーズを新設し、全体工数の50〜60%をここに集中投下する方針です。お客様へのヒアリング内容をRAGとして活用し、機能要件・非機能要件の要件書を生成AIで作成します。要件書の精度を上げることで、基本設計・詳細設計は全体の30〜50%の工数で進められる見込みです。

また設計フェーズの大きな変更点として、フロントエンドの静的実装を設計工程に組み込む方針も示されました。FigmaでデザインカンプをつくるよりもAIで実際に実装してしまう方が現状圧倒的に速いため、動く画面をお客様に触ってもらいながら認識合わせをする形にシフトします。

納品物の整理と品質管理の考え方

実装・テストフェーズの工数目標は全体の約20%。主な納品物としては以下が挙げられました。

  • フロントエンド(API結合済み)
  • インフラ・バックエンドのソースコード
  • ETL・バッチ処理(データ移行がある場合)
  • 単体テスト・シナリオテスト項目書

E2Eテストについては、Playwright等を活用しつつも、「動作の正確性は確認できるが、ユーザーが実際に触ったときのもっさり感や操作感までは人間の目で確かめないとわからない」として、納品物への含有は一旦見送る判断になっています。引き続きシナリオテスト項目書をもとに実機確認を行い、品質を担保していく方針です。

また、負荷試験・脆弱性診断については現在調査中とのこと。AWSのSecurity Agentが活用できる可能性もあるため、今後アップデートされる予定です。

エンジニア・PMOそれぞれへの期待

開発のあり方が変わるにあたり、各職種への期待も整理されました。

PMO には、ドキュメント作成にとどまらず、フロントエンドの静的実装にも踏み込んでお客様と直接擦り合わせていく動き方が求められます。また資料の整合性チェックなども生成AIを活用してプログラム化し、人の手で2週間かかっていた作業を2〜3日で完了させるような効率化を進めていきます。

エンジニア には、実装スキルを前提としつつ、AWSの設計や中長期的なアーキテクチャ観点での品質管理・レビューをより重要な役割として担ってほしいという方向性が示されました。将来的にはSecurity AgentやDevOps AgentがAIで賄われていく世界線を見越して、今から技術の説明責任を顧客に果たし、提案できるレベルのエンジニアを目指していきましょう。


【SI事業部】Cursor設定テンプレートの整備

Cursorをより効果的に使うための設定テンプレート整備についての共有がありました。

テンプレート整備の背景

AI活用をそれぞれが個別に進めると、利用者のスキルに依存してしまったり、出力がバラバラになったりと課題があります。Cursorが持つ様々な設定機能を活かしたテンプレートを整備し、チーム全体で一定水準の活用ができる環境を整えることが目的です。

具体的には、以下のような設定項目を共通テンプレートとして配布予定です。

  • ルールやギルドの設定(メンバーからの追加要望も受け付け)
  • MCP(Model Context Protocol)の推奨設定ファイル

GitHub移行によるメリット

SI事業部部長の発表とも連動し、今後ソースコードの管理をGitHubへ移行する方針です。これにより以下が実現します。

Cursor AI Bug Bot の活用: GitHubと連携することで、生成AIがソースコードの自動レビューを行うBug Bot機能が利用可能になります。長いコードの中から問題箇所を自動検出することで、エンジニアのレビューコストを大幅に削減できる見込みです(現在費用対効果を検証中)。

GitHub MCP の活用: プルリクエストの作成を自然言語のコマンド一つで完結できるよう整備します。経験の浅いメンバーでもPRを書けるようにする仕組みです。

PMOのSlack連携: GitHubとSlackを連携させることで、PMOがSlackに自然言語で依頼を書くだけでプルリクまで自動作成できる環境も整備予定とのことです。

Cursorの設定テンプレートは配布後、月に1〜2回のフィードバック会でアップデートしていく予定です。使い方がわからない点や追加したいルールがあれば、気軽にエンジニアリーダーまでご相談を!


【代表】今期の成果と今後の会社方針

最後に代表の益子から、今期の業績報告と今後の事業戦略について発表がありました。

今期の業績について

今期(4月着地)は黒字で着地見込みです。前年比(YoY)では+50%以上の成長率を達成する見込みとのことです。プライム(1次請け)でエンタープライズのお客様も複数社獲得でき、幸先の良いスタートとなっています。また、他社に先駆けてAIを業務に投入できたことも、今期の成果の一つとして挙げられました。

今年も賞与としてメンバーに還元していきます!

評価制度のアップデート

現在導入している360度評価(上半期・下半期)に加え、顧客満足度調査(JCSI形式のアンケート) を新たに導入します。取引先との契約履行タイミング等でお客様に回答いただき、取引期間・NPS・各種評価項目を収集します。

社内の好き嫌いではなく、フェアで公平な評価軸を実現するための取り組みです。

新入社員のご紹介

直近で3名がジョインされます。ランチへの声かけなどで温かくお迎えしましょう!

3月入社: 業界経験豊富なPMOメンバー。即戦力として活躍が期待されます。

3月入社: フルスタックエンジニア志望のポテンシャル採用。AI活用コーディングやソリューションアーキテクト領域を一緒に学んでいきます。

4月入社: PM兼エンジニアで、10年以上のマネジメント経験を持つ方。高い期待値でお迎えします。

市場変化と今後の事業戦略

IT市場は急速に変化しています。プログラマー・テスター・一般PMOといった職種の単価が著しく下落しており、例として昨年まで150万円/月で受注できていた案件が90万円まで下がるケースも出てきています。

これを踏まえ、今後は「超上流〜中流に強い会社」 を目指し、ケーパビリティを醸成していきます。具体的には以下のポジションに注力します。

  • ITコンサルティング・IT構想策定
  • ソリューションアーキテクト(AWS / GCP / Okta等)
  • サイバーセキュリティ / データ利活用(BI)
  • 官公庁・自治体向けDX支援
  • エンタープライズIT(SHIFTやDMMのような超上流フック案件)

下流・実装専任業務については、業務委託・BPパートナーに流していく方針です。

商流については、2次請けまでは基本的に受注していく方針です。ただし、3次請けでも単価交渉力がある場合は例外的に受ける場合もあります。現状プライム比率が9割と高い一方で、安定的な受注のためにはパートナーチャネルの活用が必要と判断されています。

組織・部門の改編

今後の方針に合わせて、以下のとおり部門を改編します。

  • BPR部 → 廃止(開発部メンバーが自律的にツール導入を進められるようになったため)
  • 開発部 → SI事業部(名称変更)
  • ITコンサル事業部 → 新設
  • マーケティング事業部 → 新設
  • コーポレート管理部 → 維持

LMSと特設サイトの開設

社内独自のリスキリング機構として開発中のLMS(学習管理システム) は、現在インフラ・画面ともに完成に近づいており、4月の社内リリースを目標に開発をしています。

また、ITコンサル特設サイトも開設されました。「最先端の技術を大衆化する」をミッションに掲げたコーポレートブランディングの一環です。ぜひご覧ください!

AWSパートナーとしての関係強化

今回のLT会にはAWS社の担当者も参加しており、改めて当社Ragate(ラーゲイト)への強いサポートが確認されました。当社はAWSパートナーの中でも、通常の規模では取得困難なAdvanced Tier認定を受けています。これは単なる条件達成ではなく、当社のミッション・ビジョンへの共感をAWS社が示してくれた結果です。

AWS社は今後も定期的な情報共有の場を設けてくれますので、現場で「この分野の勉強会をやってほしい」「この技術について詳しく聞きたい」というリクエストがあれば、積極的にご相談していきましょう!


最後に

今回の全社ミーティングでは、開発プロセスの刷新から評価制度の整備、市場環境の変化を踏まえた事業戦略まで、会社の方向性が幅広く共有されました。

変化のスピードが速い今だからこそ、メンバー一人ひとりが自分のポジションを意識しながら成長し続けることが大切です。フィールドボイスで現場のリアルな声を実際に反映しながら、次回のLT会でも活発な情報共有をしていきましょう。

LT会の〆めは、恒例のご飯会!

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