「あなたの会社を教えてください」という、シンプルで難しい問い
「Ragateは、どのような会社ですか?」
そう聞かれたとき、提供しているサービスや技術領域だけを説明するのであれば、それほど難しくありません。
クラウド、AWS、サーバーレス、生成AI、システム開発、コンサルティング。僕たちが扱っている領域を並べれば、会社の概要は伝えられます。
ただ、それだけではRagateという会社を本当の意味で説明したことにはならないと思っています。
なぜ、この技術を選んだのか。
なぜ、戦略と実装の両方にこだわるのか。
なぜ、技術を導入することではなく、その先にある事業成果を大切にするのか。
会社とは、日々行ってきた意思決定の積み重ねです。番組への出演は、その一つひとつを振り返り、Ragateという会社の輪郭を改めて確かめる機会になりました。
原点は、22歳のときに出会ったサーバーレス
僕がサーバーレスという技術に出会ったのは、22歳の頃です。
当時は、サーバーレスに対して「まだ実務では使えない」「一部の用途に限られた技術だ」という見方も少なくありませんでした。それでも僕は、この技術がいずれ多くの企業にとって当たり前の選択肢になると感じました。
新しい技術には、企業や社会のあり方を変える力があります。
一方で、どれほど優れた技術であっても、専門家だけが扱える状態のままでは、大きな価値を生みません。新しい技術を、限られた人だけのものにせず、より多くの企業が実際のビジネスで活用できる状態にしたい。その思いから、23歳でRagateを立ち上げました。
現在も掲げている「最新技術を大衆化する」というミッションは、創業当時から変わっていません。
技術の名前やトレンドは移り変わります。サーバーレス、クラウドネイティブ、生成AIと、僕たちが向き合うテーマも広がってきました。
それでも、「先端技術を一部の企業だけのものにせず、事業成長につながる形で届ける」という根本の考え方は、これからも変わらないと思っています。
技術だけでは、企業を変えられない
創業から現在まで、すべてが順調だったわけではありません。
創業初期は、SESや受託開発を中心に事業を拡大しました。一方で、特定の顧客への依存や、事業の大部分を占めていた領域からの撤退など、経営上の大きな判断も経験しました。
技術力があれば、顧客に価値を提供できる。以前の僕は、どこかでそう考えていたのだと思います。
しかし、実際の企業経営では、技術的に正しいものを作るだけでは十分ではありません。
その投資が、経営戦略の中でどのような意味を持つのか。
どの事業指標を改善するための取り組みなのか。
完成したシステムを、現場でどのように使い続けるのか。
こうした問いに向き合わなければ、優れた技術も成果には結びつきません。
僕自身、経営やマーケティングを学び直し、Ragateの事業も、単にシステムを作る会社から、経営戦略と技術実装をつなぐ会社へと変えてきました。
現在のRagateが、戦略策定から要件定義、開発、運用、内製化までを一気通貫で支援しているのは、過去の失敗や遠回りがあったからこそです。
AI時代だからこそ、対話の質が問われる
生成AIの進化によって、コンサルティングやシステム開発の進め方は大きく変わり始めています。
調査、資料作成、設計、実装、テスト。これまで多くの時間を必要としていた業務を、AIによって速く、高い精度で進められる場面が増えました。
Ragateでも、開発だけでなく、コンサルティング、マーケティング、採用など、さまざまな業務でAIを活用しています。
一方で、AIに丸投げすれば企業の課題が解決するわけではありません。
そもそも何を解決するべきなのか。
どの選択肢を採用するのか。
その判断が、自社の戦略や文化に合っているのか。
企業ごとの背景を理解し、適切な問いを立て、意思決定を支えることは、これまで以上に重要になります。
だからこそ、Ragateは「最高の対話と最先端技術」を大切にしています。
AI時代に必要なのは、技術を導入するだけの会社ではありません。顧客との対話を通じて経営課題を整理し、戦略を描き、実際に動く仕組みとして実装できるパートナーです。
AIによって実装のスピードが上がるほど、「何を実装するか」を決める対話の質が、企業の競争力を左右するようになると考えています。
次の一歩を、顧客と一緒に実装する
番組への出演を通じて改めて感じたのは、Ragateの価値は、特定の技術やサービスだけで説明できるものではないということです。
新しい技術を誰よりも早く理解すること。
その技術を、経営や事業の文脈で捉え直すこと。
提案だけで終わらせず、実際に使われる仕組みとして実装すること。
この一連のプロセスを、顧客と一緒に進めることが、僕たちの役割です。
技術の変化は、これからさらに速くなります。Ragate自身も、これまでのやり方に固執せず、変わり続けなければなりません。
それでも、「最新技術を大衆化する」という原点だけは変えず、クラウドとAIを、企業の戦略と成長を支える力に変えていきたいと思います。
番組では、文章だけでは伝わりにくい、僕自身の言葉や雰囲気も感じていただけると思います。ぜひご覧ください。
















